shizu_shidori 似鳥 倭文

官能短編小説、長編小説

カテゴリ: 小鳥遊医局長の恋

会は2泊3日で開催された。
地方なので当然ホテルに泊まることになる。
ツインで取っておくから、と小鳥遊言った。

医局長とはメールのやり取りをしていたが、
お互いを本名で呼び合うことはなかった。

小鳥遊は自分のことを”青年医師”
冬は”Ms.辺縁系”という名前でメールを送った。

(青年じゃ無いのに…青年医師ですか?)

(青年医師:心はいまでも純粋な穢れを知らない青年ですから…。)

(青年医師:あなたこそ…そんなに辺縁系が肥大しているようには思えませんが。)

…肥大してるとは書いてないのに。何故肥大と決め付ける?

(かなりのムッツリですよ…。)

(青年医師:どんな風に?)

(初めてキスされた夜はセルフ・プレジャーに耽りましたから…。)

(青年医師:言ってくれれば、僕も参加したのに。)

大抵エッチな話題を絡めたメールになった。

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学会当日…一緒に行動しても、
看護師長から依頼されたことだし、別段コソコソする必要も無かったが、冬も小鳥遊も慎重だった。

小鳥遊が先にチェックインし、冬は1時間ほど遅れてホテルに入った。

仕事の御伴なので、冬はスーツにした。
小鳥遊は目を大きく見開いて冬を眺めた。

「白衣よりも…こちらの方が、セクシーでいやらしく感じるのは何故でしょうか?」

冬は笑って分かりませんと答えた。

小鳥遊のスーツ姿は見慣れていたが、
病院の外で会うのは初めてだったので少し緊張した。

目鼻立ちがくっきりしていて彫が深く、日本人の顔とは少し違うような、若い頃の面影を残しながらも、年齢を重ねてただけの渋さがあった。

…独身で若い頃はさぞやモテたことだろう。

ネクタイを緩めた小鳥遊の横顔を見ながら冬は思った。
荷物を解く暇も無く、冬をベットへと押し倒した。

「あなたが僕を想像して…と言ったあの日から、もうどうしようも無くて…どうにかして下さい。」

いたずらっ子のような笑みを浮かべた。近くで見る小鳥遊は、やはり素敵だった。

「はい…責任を持ってどうにか致しましょう。」

どちらからともなくキスをした。

ジャケットを脱ぐと小鳥遊はその大きな手で器用にブラウスのボタンをひとつづ外し始めた。

冬は小鳥遊よりも早く全てのボタンを外し、シャツと一緒に脱がせた。思っていたよりも随分とがっしりとした体形だった。

…忙しいのに鍛えてるんだろうな。

ブラウスを脱がされると、
冬のブラに守られた白く大きな胸が露わになった。

「あなたは…かなり…着やせするタイプですね…。」

そう言いながら小鳥遊はブラのフックをそっと外した。

そしてスカートを脱がせると息を飲んで、豊かな形の良い胸、細い腰、触り心地が良さそうな太もも、
それをより美しく見せるガーターベルト姿の冬を暫く眺めていた。

「病院でも履いているんですか?」

冬の秘部は既に潤っていた。小鳥遊の手がゆっくりと冬の下腹部を這って行きショーツの中へと滑り込んだ。

「先生の好みが判らなかったのですが…私服の時はこれですね。」

冬は病院でも時々履いていたが、普段はガーターを履くことが多かった。

「お望みならば、履いて行きます。」

トイレに行った時にもストッキングのヨレを心配することがないし、脱がなくてもすぐ出来るところが好きだった。

…見せる相手もいなかったけど。

「なるほど…こうやって…すぐに…出来ちゃうんですね。」

小鳥遊の指は、滑らかに冬の秘部で遊んでいた。

その愛撫は正確で無駄が無かった。

…あぁ…

「どのようなことがお好きですか?」

低くて透き通った声で囁いた。

「一緒に探して下さい…。」

冬は小さな声で囁いた。

指は花弁の中の小さな突起を捕え、くりくりと弄んだ。

…これは 如何ですか?

…とても…あ…感じます

そして大きな乳房をゆっくりと揉みしだいた。

「久しぶりなので…すぐに…イッてしまいそうです。」

「…良いですよ。」

冬は微笑んだ。

そう言いつつも、小鳥遊はとても優しく丁寧に冬を愛した。

「こんな優しい愛撫は初めてで…はぁ…溶けてしまいそうです。」

十分に潤ってきたところで、
私は小鳥遊のベルトを外し、ズボンと下着をそっと脱がせた。

そこには太くて長いものが、既にいきり立っていた。

「大きくて…ちょっと…怖い…。」

患者の世話や彼氏など見てきたが、
冬はこれが自分の中に納まるかどうか心配なくらいの大きさだった。

「…ゆっくり時間を掛けますから…痛かったら教えて下さい。」

小鳥遊は冬のショーツを取り去り、形の良い淡い色の花弁の中に舌を徘徊させた。


…くっ…ああ…せんせ…駄目…そんなこと…。

「アンダーヘアが無い女性は初めてですが…なかなか良いものですね。」

…良く見える…。

そう言いながら、ぬかるんだ秘部に指を入れた。

…ああ…

その指は的確にGスポットを捕えた。

「ここは…もう誰かに開発して貰いましたか?」

…いいえ

「では…僕が」

ぐちゅぐちゅと音を立てながら刺激した。

「ザラザラとしていて…入れたら気持ちが良さそうだ…。」

その刺激は少しづつ早く強くなった。

私の開かれた太ももはピクピクと不随意に動いた。

「だんだん気持ちが良くなってきましたか?」

私は頷いた。
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初日、小鳥遊医局長は2番目の演者だった。

冬はそれを会場で眺めていた。

先ほどまでその形の良い柔らかな唇で冬を愛撫し、卑猥な言葉を口走っていたようには思えなかった。

身長が高く肩幅もあり、スーツの上からでも先ほどまで裸だった小鳥遊の体型を思い浮かべる事が既に出来るようになっていた。


いやらしいとは思いつつも、
先ほどの行為のことを冬は何度も反芻することが止められなかった。

パワーポイントの画面を指さすその大きな手は、冬の中で、蜜を掻きまわしていた…と思うと、冬の下半身は熱くなった。


壇上の小鳥遊と何度も目が合った気がした。
そのたびに冬は微笑んだ。

低く透き通った声が会場に広がるが、その声で冬の身体の上で喘いでいたのだと考えただけで、顔が火照ってくるのが判った。

今は小鳥遊を見るだけでセックスの連想をしてしまう自分に冬は驚いた。

小鳥遊と出来ることなら、何度もしたかった。
初めて”イク”という経験をさせてくれた…あの感覚を冬は何度も味わいたいと思った。

…自分から言ったらはしたないと思われるだろうか。

盛大な拍手が起こり、小鳥遊は壇上からおりてきた。
「ちょっと…」と言って冬を会場の外へと連れだした。
何かあるのかと思い、小走りでその後を付いていった。

ロビーには殆ど人はいなかった。次の演者の声がかすかに聞こえた。
小鳥遊は冬の手を引っ張り、そっと男性用トイレへと連れて行った。

…えっ?

冬は小鳥遊に個室に押し込められた。

「ここで…しましょう。」

冬のスカートをめくり上げ、小鳥遊はズボンを下ろし、便座の上に座った。

「あなたを見て居たら、ムラムラと来てしまって…
スピーチ中も困りました。」

小鳥遊は笑った。
演説中はそのようには全く見えず、とても素敵だった。

「僕は…あなたの…ここ…を想像してばかりいました。」
そういうと、冬のショーツに手を滑り込ませ、脱がせた。
冬が動くたびにハイヒールのカツカツという音がトイレに響いた。


「せんせ…人が来たらどうするんですか?」
冬は小鳥遊の耳元で囁いた。

…貴女が静かにしていればばれませんから。

こんな突然の状況なのにも関わらす、冬の秘部は、いつでも大きくて太い小鳥遊を受け入れられるように既になっていた。

コンドームと素早くつけると、冬を上に乗せた。
ゆっくりと冬の中に沈んでいく小鳥遊。
「ああ…君のここは…本当に温かくて気持ちが良いね。」
そして冬をゆっくり持ち上げ上下させた。

…と突然数人の男性がトイレに入って来た。
楽しそうに何か会話をしている。

小鳥遊は動きを止めるどころか、私を激しく動かした。

…せん…せ…こえが…でちゃう…

この状況に、小鳥遊は酔っていた。
冬が声を出すのを必死で堪えている顔が堪らなかった。

…キスで塞いで

冬の口をしっかりと塞いだが、

時々小さな喘ぎが口元から零れ落ちた。

それでも男性たちは気が付かないようだった。

…早く…早く出て行って…でないと…私…。

冬は気が付かないうちに、小鳥遊の肩を噛んでいた。
笑い声が入り口の方へ消えていった瞬間。

冬の大腿部がガクガクと震え、腰は小鳥遊を全てを受け入れられるように、
前後に強く深く無意識のうちに動いた。

長く甘美な快感は、冬をより一層艶めかしくみせた。
その姿を見て、小鳥遊の全ての欲情を、冬の中に放出した。


冬を楽しませている快感は、膣を伝わり、小鳥遊自身にも感じ取れた。
膣が痙縮し、そのたびに優しく吸い付くように全体を締め上げた。

…うぅ…


浅い呼吸をしながら自分に全てを預け、凭れ掛かる冬に愛おしさを一瞬感じた。そして、動けない冬をそっと抱き上げ、ショーツを履かせた。


「あなたとは…これからも色々な所で楽しみたい。」

小鳥遊は、冬の上気した顔に優しいキスをした。

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学会開催中は、暇さえあれば小鳥遊は冬を抱いた。

朝、出かける前にまだ寝ている冬を犯し、

大学教授や他院の医者達の昼食会の後、部屋に戻って来ては犯し、

一緒に夕食へ出かける前に犯した。
その後は何食わぬ顔をして、レストランで冬に微笑みかけながら、
食事を摂る姿…は、病院で見る普段のクールで素敵な小鳥遊の印象そのままだった。

向かい側に座る小鳥遊の整った顔を見つめながら
ベットと普段との違いに冬は完全に蕩けてしまった。

「トウコさん…どうかなさいましたか?」

…白昼夢を見るってこんな感じなのかも知れない…今は夜だけど。

冬は纏まらない考えをかき集めながら言った。

「私…先生のギャップに混乱しています。」

冬は目の前の白い皿に乗った ミディアム・レアのフィレ・ミニョンを見つめながら言った。もし今 小鳥遊に目を合わせてしまったら、またバターのように溶けてしまいそうな気がしたからだ。

「ギャップですか?」

今来たばかりの、ステーキに添えられていたクレソンを皿の端に除け小鳥遊は笑った。

「ええ…病院と…している時の先生。どちらが本当の先生なのか。」


病院とは違う…日常から離れているからだろうか?
遊びだと割り切っているつもりでも、どんどん惹かれてしまう自分に冬は戸惑いを感じた。

「簡単です…どちらも僕です。」

小鳥遊は言い切った。

「それより…僕はあなたのことをトウコさんと呼んだことに気が付きましたか?」

…しかも時々投げかけて来る、こんな質問にも戸惑う。

「はい…気が付いてました。」

「ゲッショウさん…月のサガなんて…あなたにピッタリですけれど、僕はトウコさんという響きも素敵だと思います。」

…何を言っているんだ…この人は。

「はぁ…そうですか…。」

そして食事から帰って来ると、シャワーを浴びる隙も与えず冬を抱き続け、それは、二人が疲れ果てて寝てしまうまで続いた。

冬は小鳥遊が部屋を出ている間、
風呂に入り、ベットで睡眠不足と疲れを補った。

…先生と旅行は…ヤバいことはよくわかった。

冬は、昼間ベットの上で爆睡していた。

「僕は駄目なんです…好きな人が出来ると、毎日ずっとセックスをしていたくなる…。」

相手が傍にいなければ居ないで、長い間平気だった。
妻と離婚してからも、別段したいとも思わなかったが、一度付き合いだすと、依存症では無いが、
四六時中したくなってしまうと小鳥遊は言った。

奥さんとの離婚理由も、
それが原因だった…と聞いて冬は驚いた…と同時に納得もした。

こんな覚えたての高校生でもしないような…いや、それを遥かに上回る濃厚セックスを毎日…だとしたら身が持たないと冬は思った。

…私はとんでもない人と付き合ってしまったのかも知れない。これは紛れもなくセックス依存症。

と冬が思った時には既に遅かった。

冬は小鳥遊を愛し始めていた。


コンドームは3日間でひと箱以上無くなった。

…普段の生活ではどうしているんだろう。

一緒にいなければ大丈夫ってことは、姿を見なければ良いんだろうか?
それとも二人っきりになった時だけムラムラ来るのだろうか?

「困りました…妻との時は一日1回で我慢が出来ましたが、
君とだと…のべつ幕なしに何回もしたくなる…どうしましょう?」


…どうしましょう?と聞かれても…それは私も困ります。

準夜や夜勤でならまだしも、日中人が多い時に
病院で求められたりしたら…それこそ身の破滅だ。

「暫く…同棲すると言うのは如何でしょう?」

…え?先生…真面目に言ってるの?

「ハイ…僕は至って真面目です。」

…私と?

「え…あなた以外に誰と同棲するっていうんですか?」

あなたは面白いことを聞きますねと小鳥遊は笑った。

…いや…笑ってる場合じゃ無い。


クールでパーフェクト仕事人間の小鳥遊医局長が、こんな…
悪く言えば、高校生も真っ青なエロ変態…だったなんて…。
冬は頭も、そして体も混乱した。
先生の方が辺縁系が肥大化してるんじゃ無いかと真剣に思う冬だった。


小鳥遊には休みが殆ど無いことは知っている。
その中で同棲して、セックスして…。

ってことは…。


それで、毎日求められたりしたら…

…死ぬ。


これは笑えない冗談…だと思いたかったが、現実は…物凄かった。
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小鳥遊医局長の出張や学会出席は2-3か月に一度程度だった。
冬は出来るだけシフトが合うように”努力”していた。正しくは努力する振りをしていた。

当直の時には必ず、呼ばれ当直室で愛し合った。
(しつこいようだが、本当に愛されているのかは疑問だ。)
今日も当直室で小鳥遊の膝の上に載り、上下運動をしているしている時だった。

「トーコさん…ちょっと痩せたんじゃない?もう少しお尻に肉を付けてくれないと、骨盤が当たって痛いです。」

座位セックスをしながら文献を読んでいた小鳥遊は言った。それはあなたと毎晩運動し過ぎだからですと冬は笑った。

「先生よく頭に入りますね…セックスしながらとか…信じられない。」

冬は少し気持ちよくなっていた。

「トーコさん…今気持ちよくなってきてるでしょう?締め付けが強くなったから分かるんです。」

目を文献に落としたまま、手で冬の腰を支えた。

だって…先生文献呼んでばかりで、積極的に参加されて無いじゃないですか…。セックスはチームプレーが大切だと思うのですが…。」

「ちょっと待ってあと5ページぐらいで終わるから、セルフ・プレジャー感覚で楽しんでてください」

「じゃあ 私自分の指でして良いってことですか?」
冬は意地悪く言って笑った。

「駄目です…僕の上で遊んでて下さい。」

文献から目を離さずに言った。

突然内線電話が鳴った。薬剤部からの確認の電話のようだ。
あの禿…小峠が処方した薬の容量を間違えて多く出し過ぎて、しかも患者数人分あるので、それを確認して欲しいとのことだった。小鳥遊は冬を膝に乗せたまま、PC画面に向かう。

「患者さんのIDと名前教えて…。」

冬はゆっくりだが、深く大きく動いた。
大きな小鳥遊がますます大きくなり、ピクピクと反応した。

「あ…この人はそれで合ってます。大量投与したいから…はい。」

椅子が軋まないように動いた。

冬の細い腰に置かれていた小鳥遊の指に力が入った。

…いやん…このシチュエーション楽しいかも♪

冬は小鳥遊の目の前でうっとりとした表情を作り、微笑みながら上下運動を繰り返す。何度か上下に動き、そして深く腰でかき回す…。小鳥遊の下半身に力が入るのが判った。
”エロ変態”が発動したようだった。しかし、小鳥遊をそんな風に何度も弄ぶうちに、
冬のほうがイキたくなってしまった。

そっと向きを変え迎え合わせに座る。そうするともっと深くまで入る気がした。先生の腰をしっかりと押えながら、擦りつけ押し付ける。
冬は花弁の中の突起が大きくなるのを感じた。
小鳥遊はPC画面を見ながら、時々チラチラと冬の顔を見た。
声は全く変わらず、至って普通の先生だった。
薬剤師はしつこく色々聞いているようだった。先生の腰が少しづつ動き始めた。

(あん…感じる…イキそう…。)
声に出さず告げた。冬の中で、
小鳥遊はビクンビクンと拍動し始めた。

(あぁ…感じるの…。)

冬は眉を顰め快楽を押し殺しながら、訴えた。
突然 小鳥遊は冬をしっかりと抱え激しく突いた。

「今 薬剤師さん確認に行ったところだから、電話口に居ない…んです。」

と意地悪く笑って腰を何度も激しく突き上げた。逆に冬が声を一生懸命押し殺さなくてはならなかった。

「…ずるい…いないなら…動かないで…下さい…今日は…そういうプレイですから…。」

甘い吐息の中、小鳥遊は笑った。

「あなたこそ…こういう時にプレイとは…ちょっとずるいです。」

冬は体を少しずらそうとした。
そうすれば、まだ余裕があったからだ。
しかし、小鳥遊はそれを許さなかった。

「…それ…でも…せん…せ…楽しん…でる…じゃない…うぅ…。」

…ええ とても楽しい…楽しいですよ。

「あ…はい…分かりました。では…その分量で…あ…朝晩に分けて貰えますかね?」

薬剤師が電話口に戻ってきたようだった。

…駄目だ…イキたい…。


冬の大腿部は痙攣を始めた。

「あ…そうですか…前の処方とかぶっちゃうのか…じゃあ今のが終わってから…ちょっと待って下さいこちらで確認してみますから。」

小鳥遊は、それを知って冬をしっかりと支えた。

(お先に…どうぞ…)

冬を見て優しく微笑みながら頷いた。

「来週分までありますね…じゃあ日付を変えておきますから。僕の名前で入力しといて良いんですよね?はい…はい…ありがとうございます。では…。」

冬は、既に小鳥遊の上で果てていた。

「自分から仕掛けて置いて、あなたって人は…そういうところが…いじましい。」

冬の白衣が肌蹴けて覗く白い胸元にキスをした。

「さて…では僕も参加しましょうか…。」

激しく突いたので、甘い大きな波は休みなく押し寄せ、冬を現実の岸からはるか彼方へといとも簡単に連れ去った。
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その日は 冬が準夜で小鳥遊は当直だった。

少し寒いかも知れませんが…と言って呼び出されたのは、病院の屋上だった。
ドアは勿論締まっているので、屋上の踊り場で冬はひっそりと待った。
屋上は消灯で守衛が鍵を閉めることになっている。

「まさか…。」

「そのまさかです。ほら♪ 守衛室から借りて来ちゃった♪」

…借りて来ちゃった♪じゃない。

「守衛さんと仲良くなるのは結構大変だったんですよ?当直のたびにご飯をご馳走して、救急に呼ばれた時には、缶コーヒーやお菓子の差し入れしたり。」

…その忍耐力を別のものに使えや。

「もう…僕に借りられない鍵はないんです。」

…守衛さん…このエロの性欲に掛けられる鍵下さい。

「これからはトーコさんの準夜毎に当直変わって貰おうかなぁ。」

「そんなことしたらすぐにばれちゃいますよ。」

小鳥遊は屋上のドアのカギを開けた。

「さぁ…解放感溢れる外でしてみましょう♪」

…その溢れる性欲をもっと有益なものに使えないものか?

外は肌寒かった。

「ちょっと寒いです。」

冬は身震いをした。

「大丈夫です。トーコさんは僕がしっかりと温めてあげますから。」

小鳥遊は冬のショーツの中に手を入れた。
冷えた足に小鳥遊の手は温かかった。

冬を壁に押し付けキスをした。

「僕は あなたと色々なところでしてみたい。」

冬はショーツを下すと小鳥遊のベルトを外しズボンを緩めた。
誰かが見られるかも知れないと思うとドキドキしながらも、興奮した。

「僕は屋上であなたに欲情しています。」

…くだらない

「余計寒くなったので、責任を持って温めて下さい。」
小鳥遊はコンドームを着けた。
冬は笑いながら首に腕を回すと、小鳥遊は冬を抱き上げて、
大きくて温かいそれをゆっくりと冬にさした。

…あん。

何度も何度も小鳥遊は冬を突き上げた。

「もっと…」

甘い声で小鳥遊の耳元で囁いた。

「あぁ…トーコさんごめんなさい…もうイキそうです。」

冬の中の小鳥遊が、ドクドクと拍動しているのがわかった。

「いいよ…せんせ…イって」



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